白髪とヘアカラーの「明るさ」と「艶」についてよく質問されるので、こちらにまとめさせて頂きます。
●白髪について
1.白髪は艶が出にくい…
白髪はメラニンが失われているため、髪の色素が少なく、光を透過しやすいです。
その為、髪表面で光が乱反射しやすく、艶が出にくい傾向にあります。
特にダメージを受けた白髪は、より艶が感じられなくなります。
2. 白髪染めと艶の関係
白髪染めを使うと、色が加わり光を吸収・反射するので艶が出やすくなります。
しかしブラウン~ブラックの濃い染料を用いるので透明感や明るさは損なわれます。
3. 白髪のケアには艶が重要
白髪はタンパク質が変性していて水分量も少なく乾燥しやすいため、保湿系のケアが必要です。
保湿効果の高いシャンプーやトリートメント、オイルを使うことで、髪の表面を滑らかにして光を反射しやすくし、艶が増します。
●明るい色について
1. 明るい色は艶が出にくい
明るいトーンの髪色は、髪を脱色するためキューティクルが傷みやすく、艶が減りがちです。
透明感はでますが、光が乱反射してしまうため、艶が感じにくくなります。
2. 暗い色は艶が出やすい
黒髪やダークブラウンなどの暗い髪色は光をよく反射するため、キューティクルが整っていれば艶が感じられやすくなります。
3. 艶を保つためのケアが大事
明るい髪色でも、オイルやトリートメントでキューティクルを整えると艶が出やすくなります。
明るさ と 艶 と 白髪 には相関関係があります。
また、そこに色(色相)も関係していきます。
白髪率が増えてきて、いずれグレイヘアを目指していくなら、途中経過でのカラーデザインを考えていくといいと思います。