現代人の生活習慣と頭皮・髪の衰えの関連について

現代人のライフスタイルは、頭部の筋肉の凝りや全身の筋肉の硬直、

そして加齢による筋肉の低下が複合的に絡み合い、結果として毛髪の衰えに繋がっています。

  1. 頭部の筋肉の凝り

現代人はスマートフォンやパソコンの多用により、長時間ディスプレイを見続ける傾向にあります。

このとき、首が前傾気味になることが多く、それに伴い僧帽筋から後頭筋にかけて引っ張られ、硬直します。

また、視線を動かさないことが多いため視神経が常に緊張した状態になります。

この視神経の緊張は側頭筋と連動して凝りと筋肉の肥大と硬直(隆起)を起こし、

さらに視線と表情筋を動かさずに凝視していることで前頭筋も緊張状態で、同上の事が起こります。

その結果、頭部の4つの筋肉が凝り固まったり、あるいは硬直したり異常に発達し隆起てしまい、血行不良を引き起こすと考えられます。

  1. 全身の筋肉の硬直

長時間の座り姿勢が多い現代の生活は、腰、肩、背中の筋肉の硬直を招きます。

これにより全身の血流が悪くなり、頭皮への栄養供給にも影響が出やすくなります。

  1. 加齢による筋肉の低下

上記に加え、加齢による全身の筋肉の低下も無視できません。

筋肉は血流を促すポンプの役割も担っているため、その機能が衰えることで、さらに血行不良を加速させます。

これらの要因が関連しあうことで、頭皮の血行不良や栄養不足が慢性化し、結果として毛髪の衰えに繋がると考えられます。

 

入浴中の頭皮マッサージの仕方と効果 

1.親指の付け根あたりが最も圧力を出しやすいので、それを使って側頭筋の上を圧迫する。

2.腕の動きは、脇を開くイメージで、肘を張る。(万力で絞めるイメージ)

3. 肘を前後に回すイメージで、オールで漕ぐように。(肩甲骨も同時に回すイメージ。)

頭皮マッサージの効果: ・ 髪が立ち上がりやすくなる ・ 血行を良くする ・頭皮を柔らかくする

 

ブラッシングのすすめ

朝晩や一息ついた時にブラッシングをすると良いです。

ブラッシングの効果は・ 髪が立ち上がりやすくなる ・ 血行が良くなる ・ 頭皮が柔らかくなる

ブラッシングによる作用・立毛筋を刺激する。 ( 立毛筋が衰えると、毛穴が変形してクセが出たり、血流が滞る。)